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音さがしのぼうけん 「ロバの学校」

学校といっても夏に四日間だけひらかれる小さな創造学校です。教える人、習う人という関係ではなく、大きな人間、小さな人間が力を合わせてつくりだす共同創造の場なのです。「音楽をあそぶ」という共通の視点に立ち、それぞれの感性の冒険が始まります。自然の音、音楽に耳をすまし、音さがし、楽器づくり、祭りづくりなどの創造的な仕事の中から音楽の不思議、喜び、そして夢をさがします。

松本雅隆

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大自然の音楽に耳をすまそう

森の中で開かれる小さな音さがしの学校

since1980〜

会場の環境・集合・解散
第44回ロバの学校募集
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​2024 ロバの学校集合・解散場所

●集合(8月6日)12:30 ※昼食は済ませて

JR立川駅北口より徒歩6分程度

TAMA MIRAI SQUARE 北側の広場

貸し切りバス出発:13:00

●解散(8月9日)16:30

TAMA MIRAI SQUARE 北側

到着時間は道路状況により遅れることがあります。その場合はご連絡いたします。

●現直希望

現直をご希望の方は事前にお知らせ下さい。

●集合、解散時の連絡先

キャンプ中は緊急以外は通話出来ません。

090-6169-6755(大宮)

0267-25-6393(読書の森)

会場の環境 読書の森:長野県小諸市大字山浦 5179-1

コロナの影響で4年間ロバハウスで開催していましたが、今年は長年会場となっていた自然豊かな「読書の森」でのロバの学校です。モンゴルのゲルがあったり、自然の音楽に包まれた温もりのある空間です。子どもたちはゲルやテント、大人は母屋の部屋で宿泊します。お風呂は2日目と4日目に近くの温泉に行きます。シャワーは毎日利用可能です。お楽しみに! 

持ち物

●洗面用具(タオル等)●食事用具(コップ、お箸、スプーン )●懐中電灯 ●工作用具(鉛筆、ふで、はさみ、ゼリー状瞬間接着剤)●衣類(帽子、長袖シャツ、長袖パジャマ、着替え類)※活動しやすい衣類 ※朝晩冷え込むことがある●寝袋 ※ご用意出来ない方はご相談下さい ●古布(祭の衣装などに使用)●保険証のコピー

スタッフ 

ロバの音楽座のメンバーと様々な分野で活躍中のクリエーターがご一緒します。

松本雅隆 上野哲生 冨田りぐま 大宮まふみ 松本更紗 松本野々歩(シンガー)萩原真由美(保育士)読書の森の方々 ほか

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​お申込み開始日:6月14日

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ロバの学校の四日間

​ロバの学校の四日間

ロバの音楽座が結成する2年前のこと。1980年より毎年夏、「耳をすます」をキーワードにした小さな創造学校「ロバの学校」が開校されます。こども達といっしょに森の中でいろんな音さがしをし、センス(五感・感性)を開き磨く場なのです。主な音さがしの内容は「自然の音楽に耳をすます」「身近なもので空想楽器をつくる」世界に一つの「ガランピー祭をつくる」など三泊四日の日程で行っています。

毎朝、バグパイプの音が聞こえてきます。バグパイプの音はロバの学校の目覚まし時計。こども達は、知らない国のお伽噺の世界のような音で目を覚まし、一日の活動が始まります。音といえば食事の時間の合図はメンバーのNが吹く木のラッパの音。雨が降ると「雨の音楽を聴こう」とみんなに呼びかけ、セミが鳴き出すと「セミの合唱」に耳をすまします。このような物語のような一つ一つの出来事がこども達の心をファンタジーの世界へと引き寄せます。朝の散歩では、草の笛を鳴らし出したり、歩くリズムの合奏が始まったり、拾ってきた石ころを使って数人で食事の前の音楽を自主的に披露するなど自然発生的な創造活動が生まれてきます。森の中で聞こえる多彩な音楽を聴いていると、大人もこどもも眠っているセンスが動き出し、六番目のセンス、即ちインスピレーション(第六感)が湧いてくるのを実感します。よーく耳をすますことは、人と人、人と自然、人と物とのつながりを築くはじめの一歩だと思っています。 これらの経験はロバの音楽座にとっての音作りの源なのです。

「ロバの学校の四日間」 

○マウスをかざす:キャプション・ストップ ○クリック:ズーム )

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みみをすます

ロバの学校の目次 その1

みみをすます

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ロバの学校はみみをすます学校

自然の音楽にみみすます

空想楽器「りらら」で

木や石とお話

空想楽器「音のでない楽器」に

みみすます

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空想楽器づくり1

ロバの学校の目次 その2

空想楽器づくり1

ロバの学校は空想楽器をつくる学校

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空想楽器「あめふりフィーデル」2014 

空想楽器「ブーパク」 2013

今年の空想楽器づくりは「ブーパク」。ペットボトルがだんだん楽器に生まれ変わっていく。あたかも中世の時代のただの鉄が金に変わる錬金術のように、工夫し形を作り、トイレットペーパーを全体に貼り、色を塗る。そして空想の国の生き物の顔を描く。子どもたちは夢中になり、大人たちはもっと夢中になり、もう心の中ではブーパクと一緒に空を飛んでいる。空想楽器「ブーパク」が奇跡を起こす愉快な冒険は、すでに始まっていた。三日目の夜、突然の大雨。雨にも負けずガランピー祭はスタートした。ブーパクの音が鳴り響き、誰が指示することなく「クマのダンス」の輪はいろんな形に変容し、おとなも子どもも飛び跳ねた。まるで冒険者たちがやっと見つけた未知の国の人々のダンスように。・・・・中略 四日目の朝、昨夜のガランピー祭で竜のように踊り歌っていたブーパクは、嘘のように静かに木の枝で休んでいた。                         G. 2013 8・24 

「コンキコ」2018

2018年ロバの学校の報告(下をクリック)

昔の人は身の回りの物で楽器をつくり

音を奏でた 

楽譜は使わず 間違いなどない

音楽を遊んだ

それが豊かさを生み

人と人とがつながった

18年ロバの学校の記録

空想楽器「ブーパク」2013 

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空想楽器ギャラリー

空想楽器 gallery
空想楽器づくり2

空想楽器「音のでない楽器」(鑑賞楽器) 2007

空想楽器づくりがはじまった。今年の空想楽器は「心で音を感じる楽器」→「音の出ない楽器」→「観賞楽器」づくりを提案した。この時の子どもたち「ウソー 音の出ない楽器???」彼らの頭の上、たくさんのハテナ虫がピョコピョコと跳ねていた。でもロバの音楽や、ウィムさんの語り、大声で歌うセミ、たくさんの森の生き物たちの応援、何より子どもたちの創造の力によって、ハテナの楽器づくりは、だんだんと不思議な空気と共にみんなを魅了した。子どもたちは半日、静かに手を動かし続け、いろんな音をじっと見つめていた。これほど音を、そして自然の音楽を感じられた時間は、今までなかったような気がする。・・・・・中略

四日目の朝は音のてんらん会。三十一の作品にはどれも作者のハテナの音が隠されていた。ハテナの音楽はどこまでも自由で、聞こえる人にだけ聞こえるひみつの音楽だった。ある人にはハープのような音に、ある人にはラッパのような音に聞こえた。また飾る場所を変えると違う物語を奏でていた。管楽器でも弦楽器でも打楽器でもない、未来の空想楽器「観賞楽器」を作った三十一人の作家たちは、新しい音の世界を創造した歓びを、チョピリと感じていたのなかな?     G. 2007 8・16

空想楽器づくり2

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空想楽器「観賞楽器・音のでない楽器」2007 

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未来の楽器

観賞楽器​

打楽器​

弦楽器

管楽器

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​色をぬって

うららの町の坂の上の蚤の市で空想楽器の材料さがし「おばちゃん 安くして!」

はい 出来上がり

空想楽器「サーカスガーディ」 2016

昼下がり うららの町の坂の上の蚤の市 あきビン1個20ローバ カンカラ1個10ローバ ネジとナットとワッシャーは3ツまとめて5ローバ「全部買うと35ローバ 今日は特別30ローバなりー!」小さな劇場の地下室の音楽隊の楽器を買いに 市場には おとなもこどもも大勢集まって来た。コンコン キンキン カンカンと叩いて品定め「おばちゃんまけてくださいな」と そうちゃんがつぶやいた? さわやかな風音と足音のアンサンブル。鳥や虫たちの合唱 宇宙の音楽 一番好きな音にみみをすます時間。あれあれ? あかりちゃんとあさなちゃん そしてみんなみんな 思い思いの小さな劇場を作っていた。

それは今年の空想楽器「サーカスガーディ」ハーディガーディのようにクランクをくるりくるりと回すと キロロン カララン コロッコロッピン 演奏しているのは小さな劇場の地下室の音楽隊。 キロロン カララン コロッコロッピン 舞台の上では けららの町のサーカスの人たちや いろいろがくるりくるりと光りながら踊っていた。                  G. 2016 8・14  

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サーカスガーディ

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「植木鉢の太鼓」2006

アフガン戦争の後、​アフガニスタンの子ども達十数名を招き、日本の子ども達と共にロバの学校を楽しんだ。彼らは国際的な援助の中で、本国の荒廃した村々を周り、演劇や歌やサーカスを通じて、夢・笑い・日常的な衛生教育の伝導をしているグループ。​この年の空想楽器は友達の顔を描いた植木鉢の太鼓を作った。

空想楽器「とんとこパイプ」2015

ガランピー祭
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ロバの学校の目次 その3

ガランピー祭

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ロバの学校はお祭をつくる学校

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月夜のガランピー祭
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​ガランピー祭とは

地球にみみをすまして、自然と共に生きている喜びに

感謝する祭

音と音とが会話をして、人と人とが豊かに

笑い合う祭

みんなで息を合わせて表現して、ちょっとへんてこで

創造的な祭

「泣いてるガランピーくんが笑った日」

三日目の朝、子ども達と創ってきた二日間のステキな出来事、それをどのようにガランピー祭につなげようかと、朝4時ころ目が覚めた。薄暗いシーンとした森の中で、新しい祭のカタチを探していた。(ガランピー祭だけは事前のプランは立てていない。創造的な作業はそれまでの流れと共に生まれるものだから)そうしている内に、薄明るくなった空の下、ある祭のワンシーンがほのかに浮かんで来た。

昼食後のスタッフ会議。朝の出来事をみんなに話し、あれやこれやと語り合っていると、何やらクルクルクルといろんなアイデアがわいて来る。

夜、2018年のガランピー祭は始まった。今年もとびっきりへんちょこりんな小麦粉の化粧と衣装を付ける。これがロバの学校の伝統。祭はグループごとの「コンキコの合奏」から始まり、ドレミもミファソもないのにみんなが息を合わせると、雨の音楽になったり、笑いの音楽になったり。どれも満点! そしていよいよガランピーくん(Gくん)のパレード。Gくんは地球が汚されたり、人と人との争いや災いが悲しくて悲しくて泣いていた。ガランピー祭は自然と共にみんなの笑顔を願うお祭。Gくんは笑ってくれるかな? パレードと共にクルクルクルクル身体の中から祭のムードがわいて来て、こどももおとなも「わいてクルクル」を歌い出し、Gくん 大きく空を舞う。その下を手をつなぎ輪になってファランドールを踊る行列。一人一人の振付で踊り歌う沖縄民謡のような「雨が降ったら晴れたよ」も楽しかったね。最後に照明を真っ暗にして、はるか遠くの月に照らされた雲を見ながら「空想の船」を歌う。静かに耳をすます。みんな大きな大きな仕事を成し遂げた歓びと、豊かな自然の音楽につつまれた満足感。振り向くとガランピーくん笑ってたよ。  今年も世界のどこにもないお祭が出来たね。  G. 2018 9・17  

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笑ったガランピーくん

ガランピー祭ギャラリー

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お問い合せ
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